七飯町鳴川のみやご果樹園
日々の出来事
昨日は七飯町鳴川にある「みやご果樹園」を取材させていただきました。
みやご農園は、赤松街道をが一番美しく見える大中山鳴川間の鳴川側の終点近くにあります。
りんご畑は、国道5号線と函館新道の間に緩い斜の農地に広がっています。
畑からは、函館山・大野平野が一望できます。建設途中の北海道新幹線の高架も見ることができます。
英子さんは2代目の園主で、初代のお父様が大中山にある宮後さんの分家として鳴川に移り住み農業を開始したそうです。
英子さんは非常にエネルギッシュかつスタイリッシュで、失礼を承知で年齢を聞いてみると、私の両親とほぼ同い年…
その雰囲気からは私の両親には無い、心身の若さが滲み出ていました。
現在、みやご農園では、りんご・プルーンを主力として栽培しています。
その他、もも、さくらんぼ、ブルーベリーなども栽培しています。
そんな、みやご農園さんのこだわりは、「適期収穫」と「選別」のだそうです。
「適期収穫」は、読んで字のごとく、一番いい時期に収穫するということです。
ベストタイミングでの収穫は、長年の経験がものを言います。
ベテランパートさんと力を合わせて広い農地にあるたくさんの果実をスピーディーに収穫しています。
もう1つのこだわり、「選別」は、大きさや品質の基準で作物を分類する作業です。
この「選別」は、先ほどの「適期収穫」とは異なり、宮後さんがほぼ一人で行っています。
この作業を経て、お客さんの下へ供給されるため、ここで不手際があってお客さんをがっかりさせるようなことがあってはいけない。
万が一あった場合も、パートさんに責任を取らせるわけには行かない。
そんな強いプロ意識の元、この2つの作業が行われいるのです。
繁忙期には、伝票記入・整理や決算などと平行して日々の作業を行わなければなりません。
労働者として、生産者として、経営者として、当たり前といわれればそうかもしれません。
ですが、当たり前を当たり前にやるには辛い仕事だなと改めて感じました。
ましてや、女性には本当に本当に辛い仕事だと思います。差別的な発言に聞こえたらすみません。
ただ、私は本当にそう思うし、現にフォークリフトを乗りこなす英子さんをみて、かっこいいと最初思いました。
しかし、ここまで辿り着くまでの苦労を勝手ながら考え始めたら本当に苦難の連続だったんだろうと思いました。
今後の課題は、業務の効率化を図ること。
業務の効率化という点からも、観光果樹園としての発展させていくことは効果的なんだと教えて頂きました。
理由は、収穫体験やオーナー制が今より普及すると収穫はお客さんが行うため、作業にかかる時間が短縮できるからとのころと。
「今後は、観光果樹園をより進化させ、お客さんの都合で果樹園に来てもらって、いつでもお客さんの要望に答えられる環境を作りたい。」
ちっとだけ遠くを見るように、そう話してくれました。
宮後さん、お忙しい中、ご協力ありがとうございました。