七飯町桜町にある「さわやかふぁーむ」さんを取材
日々の出来事
さわやかふぁーむは吉田さんという方が園主を務める七飯町桜町にある農園です。
さわやかふぁーむでは、
ほうれん草、ちぢみほうれん草、アスパラ、かぶ、大根、(ミニ)トマト、きゅうり、なす、他にも数種類の野菜を27棟のハウスで作っています。
吉田さんは、木古内町出身で、元々は車関係の仕事に従事していたのだが、行き詰まりを感じて転職を考えるようになりました。
もともと自然が好きで、農業と漁業にも興味があったので、そのどちらかの道に進もうと考えていたとき、霊的な力を持っている知人にアドバイスをお願いしたところ、
「漁業を始めたら死ぬ!」といわれ、「それじゃあ、農業しかない!」と思い、七飯の農協に勤務する友人に、農業を始めたいと相談しました。
その方から、「実際農家に入って研修をしてみては?」と勧められ、半年間の研修を経て農業を開始することになったのが農家を始めるきっかけだったそうです。
それに際し、売りに出されていた桜町の1町3反の土地を購入しました。それが今から12,3年前のことです。
農業に携わり始めた頃は、土地代・ハウス代と莫大な金額を投資していたので、その返済のためにもとにかく稼ぐことを考えていたそうです。
しかし、3~4年目には、
「人が食べるものを作っているのだから、安心安全を追求していかなければならない」
と感じるようになったそうです。これが、現在の有機農業へシフトチェンジするきっかけになっていると話してくれました。
有機農法を実践して生産したホウレン草は消費者の方だけでなく農家さんも「吉田さんのホウレン草は美味しいね。」といってくるほどのもので、
「こういった声は励みにも自信にもなる」と話してくれたました。
「有機農業で生産する作物は厳しい基準をクリアした安心・安全な野菜です。」
「自分自信の誇りでもありこだわりでもある有機農業で生産された野菜をより多くの消費者に届けたい。」と話してくれました。
「年も年なのでいつまで農家を続けられるかは不安に思っている。」と不安についても教えてくれた吉田さんでしたが、その目は、自分の理想とする有機農業を極めようという熱意に溢れているように私には見えました。